2019/1/8 17:27

ジャイアント馬場展で感じた王道の歩み【多重ロマンチック的ぼくらのプロレス】

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ジャイアント馬場展で感じた王道の歩み【多重ロマンチック的ぼくらのプロレス】
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渋谷・東急百貨店本店にてジャイアント馬場さんのメモリアルイベント「ジャイアント馬場 20thメモリアル ~ジャイアント馬場展~」を開催された。ビル壁面にはジャイアント馬場さんの姿が描かれ、エスカレーター前には身長のメモリとともにジャイアント馬場さんの等身大写真。展覧会期間中はすべての売り場で王者の魂、日本テレビスポーツテーマが流れていた。高級ブランドショップも並ぶ優雅な店内にかかるそれらは一瞬ギャップに戸惑いうが、しかし荘厳な音色は意外なハーモニーを醸し出す。案外これ、ベストマッチ。

3階イベントホールに入り、まず目に飛び込んでくるのはレトロな昭和感たっぷりの当時の全日本プロレス大会告知ポスター。そして大きな手を差し出した等身大フィギュアだ。壮年紳士淑女はしかりにシャッターを切り懐かしみ、少年は色白い人形が差し出す大きな手に驚き、プ女子カップルは靴の大きさ、伝統の選手権ベルトの輝きに目を飛び出す。亡くなってから20年。今や復活ののろしを上げた全日本プロレスの生みの親や、現在の三冠王座の元となった3本のベルトを直に見たことのない世代も多いのだろう。

展示品はジャイアント馬場、そして馬場家が大切に保管し続けてきた三冠王座(PWFヘビー級王座、インターナショナル・ヘビー級王座、ユナイテッド・ナショナル・ヘビー級王座)の各ベルト、日本テレビ杯、元子夫人の花嫁衣裳をリメイクしたというビッグマッチ用鳳凰ガウン。“引退試合”でも使用された16文シューズ。ワールドリーグトロフィー。そして読売巨人軍ユニフォーム(1996年、OB戦の時のもの)といったプロレス関連物はもちろん、歴代名刺、使用してきたノート、オーダーメイドの靴、葉巻セット、ホテルで常用していたというスリッパ。ゴルフバック、異様に指の穴が大きいマイボール。ハワイの景色を描いた直筆油絵、王・長嶋との3ショットなどプライベートなものまでたっぷり。どれもがジャイアント馬場の歴史と大きさ、人柄を感じさせる品々だ。

さらに全日本プロレス30周年時に社員有志から元子夫人に贈られたという特製チャンピオンベルト。結婚式写真、ハワイでの睦まじい写真、馬場さんからの恋文、亡くなるまで愛用していた馬場さんのキャラクターが描かれたバッグなど元子夫人にまつわるものもあり、夫婦の仲の良さ、愛し続けた軌跡も感じることができた。

のちに馬場・全日本プロレスは「王道プロレス」と言われるようになるが、中国の儒学者・孟子はその昔、「王道とは仁徳、覇道とは武力」と説いたという。ファンはもちろん、ラッシャー木村からアニキと愛され、夫婦愛という仁愛を極めたジャイアント馬場、そして元子夫人は王道以外の何物でもない。

この記事を書いたライター: 漁師JJ

コメント

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  • その展示会いかなかったけど、馬場さんのプロレスは知識として若い人にも見てもらいたいね。

    還暦試合なんか、四天王にボコボコにされながらも耐えて反撃する馬場さんには泣けるから。

    ID:9774964 [通報]
    (2019/1/20 3:18)
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