2018/11/21 9:56

ああ、うるわしの闘魂Vスペシャル【多重ロマンチック的ぼくらのプロレス】

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ああ、うるわしの闘魂Vスペシャル【多重ロマンチック的ぼくらのプロレス】
4.5
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2018年10月29日、メディアックスから『誰も知らなかった猪木と武藤 闘魂Vスペシャル伝説 失われた時代を撮り続けた男の証言』が発売される。闘魂Vスペシャルの監督・小路谷秀樹さんとおもに出演していた武藤敬司選手が当時のプロレス模様を語る内容のようだ。

闘魂Vスペシャルと言われても近年のファンはピンとこない人も多いだろう。これは90年代にヴァリスから発売されていたVHSビデオシリーズ。今では新日本プロレスのちょっと前の試合をテレビ中継以外で見ようとすれば公式動画サイト「新日本プロレスワールド」はもちろん、AbemaTV。さらに動画共有サイトだって活用できる。見たことのない選手や試合も、手元で探そうと思えば探し出せる時代だ。しかしパソコン普及前の90年代はそうはいかない。東京ドームや両国などのビッグマッチはテレビ朝日直下のビデオ・パック・ニッポン発売、東芝EMI販売のVHSシリーズで。そしてそれ以外の地方大会はヴァリスの闘魂Vシリーズで見るほかなかったのだ。

ビッグマッチ以外となめちゃいけない。個人的に当時購入していたのは東芝EMIより闘魂Vスペシャルだった。「武藤敬司特集」や「ライガー特集」などとにかく企画で購買欲を煽る闘魂Vスペシャル。スマホもネット通販もない時代。通販なら現金書留という高いハードル。店頭で見かけると財布とよく相談したものだ。特集!とパッケージで煽りつつも、中身は地方大会の6人タッグばかりで微妙になえるのも恒例だったが、「ライガーvs金本」など単一試合を表題に、選手とそれを見ながら40分近くあの時どう考えていたかなどを掘り下げる徹底検証シリーズなどバラエティーに富んだ内容だった。しかもビデオ・パック・ニッポンのソフトが1大会2巻分割(!)で1本税込1万円。つまるところ1大会分見ようとすると約2万円かかるのに対し(下手に生観戦するより高い)、Vスペシャルは1本税込3800円!(徹底検証シリーズやヒストリーものは5000円くらい)。少ない小遣いを握りしめた我々はテレビ観戦などでチェック済みの高価なビデオより、まだ見ぬ地方大会と特集企画に期待を抱きレジへ駈け込んでいたものだ。あの伝説の試合、グレート・ムタvs鬼神ライガーが収められてるのもVスペシャルだけ!

企画がはちきれたばかりに、1997年4月12日にはPlayStationゲーム「闘魂烈伝2」(トミー)のゲーム動画に田中ケロ実況、佐々木健介解説という豪華音声を付けた「闘魂烈伝Vスペシャル・武藤vsムタ」を発売するどうかしてることもやってたけれど、JリーグがPS4のゲームで公式大会を開く今となっては早すぎたeスポーツ。時代を先取りしすぎていたのだ。

さてこんなビデオ界のワンダーランド、闘魂Vスペシャル。小耳にはさんだところでは発売していたヴァリスの倒産によって映像権利が散逸。新日本プロレスワールドでも多くは未配信と聞いたことがあるんですが、このあたりはどうなっているんでありましょう(本には書いてあるのかな?)。プロレスの多角的に楽しみ、切り取ることを教えてくれた闘魂Vスペシャル。ああ、あの映像をまた見たい。

この記事を書いたライター: 漁師JJ

コメント

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  • 闘魂Vのマスターテープは紛失されたようです。。
    権利は新日本にあるので見つかればワールドで配信かのらしいのですが。。。。

    ID:9067938 [通報]
    (2018/11/21 12:58)
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  • ノーテレビの試合をおさめてたからテレビ朝日は関係ないのかー。

    ID:9006837 [通報]
    (2018/11/23 2:47)
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