2018/11/5 10:17

兄妹ハイスパートプロレスごっこ「うららちゃんはプロレスなんて大嫌い!」【多重ロマンチック的ぼくらのプロレス】

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兄妹ハイスパートプロレスごっこ「うららちゃんはプロレスなんて大嫌い!」【多重ロマンチック的ぼくらのプロレス】
5.0

ひとには誰しもど真ん中を走らねばならない時がある。漫画『うららちゃんはプロレスなんて大嫌い!』はエッチい漫画誌を主戦場としている堀博昭さんが挑んだ兄妹コメディー作品だ。ちょっと違うのは作者の堀さんが立派なプロレスファン、WJファンだってこと。

取り急ぎ目次に目をやれば、第1話「またぐなよ」。第2話「それがお前のやり方か」。
第3話は「マグマ級」、第4話が「TAKE THE DREAM」。
第5話「おい、金澤」。
第6話「地獄のアングル」。
第7話「キレてないですよ」。
第8話「お米ちょうだい」。
第9話「逆境?それ、チャンスだよ」。

生易しいなんて言葉に後悔するほどマグマ用語ばっちりなプロレス漫画。思わず叫ぼう、「カ、カテエ!」 連載媒体マンガクロス(旧称チャンピオンクロス)を舞台に、かわいい女の子がプロレスに洗脳されれば面白いのに違いないという、ありったけのど真ん中節で突き進むのが今作だ。

ストーリーを説明すると、成績もトップクラス、学校で一番の美少女・桃乃井うららをヒロインに置く。ただし学校では浮いている存在。なぜなら彼女に声をかける男たちはプロレス大好きな兄によって物理的に撃ち落とされ、日本の国技はプロレスである、女子高生のだれもが犬軍団を知っているとクレイジーな洗脳をされていたのだった。しかしそんな嘘は思春期とともに、X-1の金網のごとくガタガタ外れる。

同級生と同じような恋やデートを体験したい、うらら。中学生でプロレス入りした中嶋君のごとく純でワールドマグマ・ザ・グレイテストなプロレス女子に成長してもらいたい兄・正樹。日常とプロレス単語の間で交錯する、2人のロックアップは今日も続く。

何気ない日常から兄の強引なプロレス話に巻き込まれケンカという名のプロレスに発展。スープレックス合戦など流れるような描写は、見事の一言。なにげない試合運びも通好み。

面白いのは例えば長州力という単語でも兄と妹で評価が違うところだ。プロレスを崇める兄にとっては、偉大なるハイスパートスタイル・レジェンドレスラー。しかし妹にとっては、てきとー経営のしょっぱい人生を送ったプロレスおじさん。些細なケンカのきっかけだが、おなじものごとでも見る角度によって別に見えるというのは、まさにプロレス的。




プロレスはファッションもパッションもヴォルケーノ! 2巻の発売をプロレスファン、マグマメイツのひとりとして祈願しております! ヴァー!

うららちゃんはプロレスなんて大嫌い! | 第1話 またぐなよ | マンガクロス

この記事を書いたライター: 漁師JJ

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