2018/3/31 12:25

その杉浦評、潮崎評は?G1で大絶賛したアノ選手!初プロデュース興行開催!川田利明のこの10年を振り返る!

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その杉浦評、潮崎評は?G1で大絶賛したアノ選手!初プロデュース興行開催!川田利明のこの10年を振り返る!
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丸藤、越中、本田多聞らの参加が有力。女子プロレスも。


「まだカードが発表されていないのに、チケットが売れに売れる興行」というのも稀にある。G1 CLIMAXの優勝戦などは、その典型例だろう。これまでの歴史や感動、積み重なって来た大会の無上の価値が、(決勝戦のカードがわからずとも)ファンをチケット購入に向かわせるのである。

 ところが、自身初のプロデュース興行にして、しかもカードが未発表ながら、既に残席僅かとなっている興行がある。それが4月26日に行われる「川田利明プロデュース興行 Holy War~序章~」だ。場所が新木場1stリングと大きくはない器であるとはいえ、一部の席種は既に完売に。残りの席種も残席僅かとなっている(3月29日時点。データはインターネットからの各種購入サイトに拠る)。自らは試合をしないながら、この注目度。久々にリングという表舞台に自らを関した川田利明、その人への期待感がそうさせるのだろう。

 今回の当欄は、川田利明のこの10年を振り返ってみたい。

2008年、3年ぶり2度目のG1参戦


「初めてファンになったレスラーが、川田利明だったんです」と語るのは、新日本プロレス・後藤洋央紀。後藤が中学、高校時代を過ごした90年代は、まさに四天王プロレスの全盛期。むべなるかなの発言だが、この2人が初対決をしたのがまさに10年前の2008年。新日本プロレス・G1 CLIMAXでのことであった。同リーグ戦でBブロックに組み込まれた川田は、後藤、中邑、天山、永田、矢野、吉江とそれぞれシングルで対戦。後藤にはランニング顔面蹴りでフォール勝ちした川田だが、その後藤はこの年のG1で結局初優勝。後藤が他に負けたのは吉江豊のみで、川田自身の存在感も大いに示される形となった。

 後年、この時のG1について本人にインタビューしたところ、ある選手を絶賛。それは中邑でも永田でもなく、矢野通だった。「こんないい選手、何でもっと上で使わないのかと思った」と称賛は続いたので、「どの辺りが?」と問うと、「う~ん、それは、プロレスを実際やったことのある人じゃないとわからない感覚だけど……。攻めに対する反応が柔らかいんだよね」川田自身の動きに、「しっかりとついてきてた」という印象があったという。因みに、後藤については、「器用だったけど、まだ出来上がってない。なのにスターにさせられている感じ」を受けたという。

 なお、この時のG1への参加オファーは、川田が主戦場にしていた「ハッスル」を通じて届いたものだったが、川田にギャラが支払われることはなかったという。「新日本が払わないわけはないので」(川田)、どうやらハッスル側が着服してしまったようだ。だからというわけではないが、そのハッスルでの戦い模様については、川田自身の「プロレスとは別物」いう発言があるので、当欄では割愛させて頂く。

川田&田上vs秋山&KENTAで激突!(2009年10月3日)


 2009年10月3日には、5年ぶりにNOAHに出場。他でもない、この年の6月に試合中の事故で急逝した、三沢光晴の追悼興行であった。参戦が決定してから、その思いを、時に雄弁過ぎるほど語った川田。「三沢さんのいないNOAHのリング。自分の中でこれほど寂しいものはない」「三沢さんの頑張る姿があったから、俺もプロレスへの気持ちが途切れないでいた」etc。当日の試合自体は、KENTAの挑発的なファイトや、復活なった田上と川田の聖鬼軍タッグの好連係もあり(田上によるタイガードライバー披露も!)、名勝負となったが、川田の感傷は収まらず。試合後、久々のNOAHリング参戦に対し、コメントを切り出した。「知らない魔力に、自分が引き寄せられるような気がしました。リングを降りてみて、自分の気持ちに素直になって、色々考えてみたいと思います」この日、遺影として、三沢の巨大なパネルが会場に飾られたのだが、川田がそれを観たのは2度。リングに上がってすぐと、勝利後、勝ち名乗りを受ける時。試合中は観なかったわけだが、それが川田らしさの反面、三沢への思い入れの深さを覗かせた。そしてコメントの最後には、こんな言葉を残した。

「三沢さんがなくなった今、まだ何をしていいかわからないので、じっくり考えて行動をとりたいと思います」

 川田が、現在も続く自らの店、「麺ジャラスK」を開店させたのは、この翌年6月のことであった。

小橋引退試合にも来場(2013年5月)


「三沢さんのああいう事故があって、俺もこのままこの仕事を続けていけるのかと悩んで」、別の人生(飲食店経営)を選んだことを公言してはばからない川田。店のオープンは2010年6月だが、「その前に1年ほど、中華料理屋で修行した」という。三沢が逝去したのが2009年6月なため、その直後からこちらの方向性を考慮していたこととなる。また、そのショック同様、リング自体への恐怖があったのも確かで、事実、2013年12月の田上引退興行に駆け付けた際、会場のビジョンに映された、全盛期の“四天王プロレス”を観て、「改めて思ったけど、あれを長くは出来ない」と語っている。何よりこの田上引退興行、川田は最初、リング復帰を打診されたのだが、固辞している。

 なお、その後、レフェリーとしての参加を提案されたのだが、こちらも断っている。実は川田の現時点での最後の試合は、2010年8月15日の新日本プロレス両国国技館大会(カードは、天龍&川田&4代目タイガーマスクvs長州&スーパー・ストロング・マシン&AKIRA)。既にそれから3年が経過していた。復帰を取りざたされる度に、「まだ引退はしてないけど、体を戻すのが大変」との返答が定型化していた川田。実は始めた店経営で、体に変化も生じていた。

「店をオープンして最初の1ヶ月間で、15㎏痩せました」と語る川田。仕込みから接客、調理、もちろん金銭の管理まで全て自分1人でおこなうため、食事をする暇もなかったという。因みに、永源は毎日のように食べに来てくれたとか。また、川田の店は、馳浩のランニングコース近くにもなっており、こちらも数回、同店を訪れている。

 店は駅から徒歩10分程度にあり、決して便利とは言えない場所。実際、店舗のあった場所は、それまでいくつもの店が入れ替わったという。「ここ数年で5軒くらい入れ替わっていて、近所の人は『ここは鬼門の場所だから気を付けてね』って言ってくれるんです」(川田)(『週刊プレイボーイ』2010年10月4日号より)

 そんな場所で、遂に8年目を迎える川田。最後の試合以降は、セレモニー、トークショーの類で観られることが多くなった。主なものをざっと挙げると、2013年5月の小橋の引退セレモニーに出席。2014年3月には天龍プロジェクトの新木場大会で天龍とトークバトル。同年6月には「三沢光晴メモリアルナイト」(後楽園ホール)に来場。セレモニー出席はもちろん、テレビ解説やサイン会も務めた。翌年6月、広島で行われた同大会にも来場し、試合後はホテルで行われた「三沢光晴さんを偲ぶ会」にも出席。天龍、小橋、田上を交えたトークショーにも臨んでいる。なお、同会では、三沢の亡くなった午後10時10分に、1分間の黙とうも行われた。

 2017年6月には小橋、菊地毅と“超世代トークショー”、同年10月には秋山、大森の25周年を祝う大会にかけつけ、12月にはカブキの引退興行にも来場。今年の2月には盟友・田上とのトークショーも。さらに、自らの店でも、「デンジャラスNIGHT」というトークイベントを今まで3回おこなっており、4回目は本年4月14日(土)に行われるとか。ひょっとしたらここで今回のプロデュース大会への思いが聞けるかもわからない。ぜひ期待したい。

 かように、実戦から完全に離れたイメージの川田だが、その川田が、「こういうところに戻ってきたくはない自分がいたんだけど(苦笑)」と言いつつ参加をし、勝負をしたのが、2010年に行われた「(第1回)グローバル・リーグ戦」であった。

「三沢さんが見えたね、丸藤のどこかに」


 大会は3月から5月に渡って行われ、川田は丸藤、高山、ヨネ、森嶋、齋藤彰俊と同じBブロック。初戦はヨネ戦だったが、トップロープに座らされた際、バランスを崩して落下するなど、ややリングに足がついてない体であった。試合後コメントも、「思った以上に選手が成長している」と、自身の今後に不安を残すもの。それでも丸藤、高山、彰俊に勝利するなど、抜群の存在感を発揮。丸藤戦では、タイガーフロウジョンを両膝をついて防御。「なんか(三沢の)タイガードライバーを思い出して、瞬間的に膝をついてた」(川田)。さらに丸藤の印象については、「やってるうちに、『これは他の選手とやってるのとは違うな』と思った。三沢さんが見えたね、丸藤のどこかに」。なお、タッグで当たった杉浦には、「小さい体からは考えられない瞬発力。自分が頑張ればNOAHを引っ張っていけると思ってるんじゃない?いいことだよ」、同じくタッグで対決した潮崎には、「人に合わせすぎ。自分の世界を持たないと」とそれぞれコメント。既に8年前の言葉なのだが、何とも含蓄を感じさせはしまいか。

 こんな眼力を持つ川田がプロデュースする興行だけに、いやがおうにも期待がかかろう。本人が語るカード編成へのキーワードは、「昔と今の対決」とか。そのプロレス審美眼を楽しみにしつつ、当日を待とうではないか。

この記事を書いたライター: 瑞 佐富郎

コメント

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  • これは楽しみだテレビ付くのかな?サムライ頼むぞ。

    ID:653816 [通報]
    (2018/3/31 22:33)
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  • タイチが頑張って川田リスペクトしてくれている

    川田はタイチの事をどう思ってるのかな

    ID:6202697 [通報]
    (2018/4/5 8:47)
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  • 川田と丸藤のトークショウは旧全日からのファンとしては物凄く惹かれる。

    ID:653816 [通報]
    (2018/4/6 9:35)
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