2015/11/2 10:07

ライガーが一礼されたその理由【多重ロマンチック的ぼくらのプロレス】

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ライガーが一礼されたその理由【多重ロマンチック的ぼくらのプロレス】
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10月24日、スーパージュニアタッグ1回戦。第43代ジュニアヘビー級タッグ王者チームであるカイル・オライリー&ボビー・フィッシュ組(reDRAGON)が、獣神サンダー・ライガー&タイガーマスク組と対戦。必殺のツイン撃、チェイシング・ザ・ドラゴンでタイガーマスク選手が沈みましたが、健闘をたたえあうと、フィッシュ、オライリーが頭を下げ礼。ライガー選手もこうべを垂れ、タイガーマスク選手も含め抱き合い、握手を交わすのでした。

海外の選手が日本式に感謝を表すということも驚きですが、ライガー選手と言えばテレビ中継では解説席に座りすげーすげー! を連発し、テレビ番組ではあひゃひゃ笑い、芸人さんにお仕置きをするおもしろおじさん。ライガーが一礼されたその理由を調べてみましょう。まずはAJスタイルズ選手のインタビューより。AJスタイルズ選手がプロレスラーを目指したのは、実はライガー選手であったというお話し。

 AJ より大きな影響を受けたのはやっぱり90年代のジュニアだね。(中略)獣神サンダー・ライガーが初めてIWGPジュニアヘビーのベルトを巻いた試合を始めとして、当時はVHSで何度も繰り返し見ていたんだ。ライガーのほかエル・サムライ、邪道、外道、大谷の試合がビッグインスピレーション。(ベースボールマガジン社「プロレス最強外国人列伝」)
日本に憧れを抱くガイジンプロレスラーの多くが、90年代新日本ジュニアの試合を見てプロレスラーを目指した選手。それはAJスタイルズ選手はもとより、reDRAGONの2人も例外ではありません。90年代ジュニアの中心人物であり、現在まで新日本に席を置く唯一の選手が獣神サンダー・ライガー選手。余りあるリスペクトがあるのも頷けますね。

8月のWWE参戦時(他団体所属選手がWWEに上がるのも異例中の異例)には、あのWWEスーパースターズの多くから握手攻めにあった逸話もあります。

 ライガー これは実話なんですけど、いろんなレスラーから「あなたを見てプロレスラーになろうと思った」って言われて。それは男子も女子も。いろんな選手が握手とともにリスペクトしてくれて。たとえばシェイマスとか。(徳間書店「ゴング」N.8)
しかしここで天狗にならないのが世界の獣神。実力以外の部分で顔を覚えられているだけと自身を謙遜するのです。

 ライガー (僕は)キャラクターで助けられた。だって1回目からおぼえられるでしょ。素顔で出たら外国人は1回ではおぼえてもらえないですよ。だけどこのキャラクター、角が生えてるぞ、なにこれ、みたいな。ヒーローものもアメリカで流行ってたみたいなんですよね。それでおぼえやすかったのかもしれないです。(中略)そういうのもあるので、ライガーのマスクを取る気もないし、進化させられるところは進化させていきたいですね。(ダイアプレス「プロレス・マスク・ワールド」)
もちろんそれだけじゃなく、中の人が研鑽怠らず、精神的にも年齢を感じさせないステキなお方であることは知られるところ。

最後に5月に初対戦した際の、オライリー選手のひとことを載せておきましょう。

 オライリー「今夜は俺にとって、素晴らしい時間だった。決して忘れることのできない夜だ。永遠に忘れられない…。確かに俺はあのリング上で、生ける伝説であるジューシン・サンダー・ライガーに勝ったんだからな。だけど、これで終わったわけじゃない。ライガーに勝ったことを無駄にしないためにも、俺はまだまだ成長していくから、これからも見続けていてくれ。そして、いつの日かライガーに、『俺に負けてよかった』と言わせるようにするから」(新日本プロレス


【参考資料】
第4試合|10/24(土) 18:30 東京・後楽園ホール|Road to POWER STRUGGLE|大会結果一覧|Match Information|新日本プロレスリング
Road to POWER STRUGGLE 2015年10月24日 東京・後楽園ホール 第4試合 「Super Jr. Tag Tournament 2015」1回戦 タイガーマスク&獣神サンダー・ライガー VS ボビー・フィッシュ&カイル・オライリー|新日本プロレスワールド
Global Wars UK 2015年10月3日 イギリス・レディング 第8試合 AJスタイルズ vs 獣神サンダーライガー|新日本プロレスワールド
AJスタイルズは「スーパージュニアスタイルズ」

この記事を書いたライター: 漁師JJ

コメント

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  • ライガーの影響は国境を越えてるんだなと思いました。確かに見た目のインパクトはあるけど、筆者の方が言われるように、それ以上にご本人の努力の賜物だと思います。しくじり先生ではみんなに白い目で見られてるってのがありましたが、それでもリスペクトが止まらないのはご本人のプロレスに対する情熱や姿勢かなと。昔、メジャーとインディーの溝が深いときにも関係なく接してたのが、それかと。骨折等、大きなケガをしながらも今もなお全日程をこなす自己管理…実年齢を考えると本当に凄い。ライガーに関してはドンピシャの年代だけに書ききれないけど、最後に、よく解説の方が『マスクを被ってても表情がわかる』と、よく言われるのが印象的。リングではマスクが素顔…ある意味、マスクマンの極みかと思います。だいぶ私見が入りましたm(__)m

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    (2015/11/2 13:59)
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